Mac OS X Lion にbazaarをインストールするときのTips (MacPortsを使わない編)

今日は、Lion君にbazaarを入れてみたのです。MacPortsを使っても良いのですが、bazaarのレポジトリサーバを上げるとなると、apacheまでインストールされてしまいます。
今回は、Lion君の純正で入っているApacheやPythonを使いたいと思います。

まずは、http://wiki.bazaar.canonical.com/MacOSXDownloads からbazaar本体を持ってこようと思いますが、何とも悲しい注意があります。

Note: to use Bazaar in OS X Lion (10.7), you should change the default version of Python to 2.6 :

なに!? Lionにデフォルトで入っているPythonは2.7ですよ!
わざわざ2.6にバージョンを下げて使えと。。。すでにPythonにせっせと入れたモジュールが使えないじゃないか。

ここは、Python 2.7の環境で使ってやる! だって、既にApacheでPythonは2.7で動かしてるもん!!

ということで、ソースコードからインストールします。

Lion君はデフォルトでeasy_installが入っているので非常に簡単です。Pythonへのモジュールのインストールはこれを使います。
まずは、bazaarではCythonが必要なようなので、こいつからやっつけます。

wget http://cython.org/release/Cython-0.15.1.tar.gz
tar zxvf Cython-0.15.1.tar.gz
cd Cython-0.15.1
sudo python setup.py install

では、御本体のbazaarをいよいよインストール。

wget http://launchpad.net/bzr/2.5/2.5b3/+download/bzr-2.5b3.tar.gz
tar zxvf bzr-2.5b3.tar.gz
cd bzr-2.5b3
sudo python setup.py install

これで、bzrコマンドが使えるようになります。
bzrtoolを入れておくと色々役に立つので入れておきましょう。

wget http://launchpad.net/bzrtools/trunk/2.3.0/+download/bzrtools-2.3.0.tar.gz
tar zxvf bzrtools-2.3.0.tar.gz
cd bzrtools
sudo python setup.py install

ここからが、本番。

レポジトリサーバを立ち上げるためにApacheに色々登録しなければなりません。
その設定は、google君に聞けば教えてくれると思います。でも、それでも起動できない人はたぶんFastCGIでつまずいているのだと思います。

他のサイトの説明だと、bzr-smart.fcgiとか用意すればOKだと書かれているところが多いのですが、だいたいがこのbzr-smart.fcgiファイルで使っているfcgiモジュールの事が記載されていません。良く書いてあっても、

http://svn.saddi.com/py-lib/trunk/fcgi.py

からこのモジュールを持ってこい。でも、このサイトすでにありません。実は、WSGIのモジュール関連をまとめてflup.orgに引っ越されています。

ということで、flupモジュールをインストールすればOK

sudo easy_install flup

これで、すべてのモジュールがそろいました。bazaarのレポジトリサーバを立ち上げて、堪能してください。

あ、言い遅れましたが、私はレポジトリサーバはsvn派で、クライアント側でbzrを使っていたりします。(^_^)

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